まえがき
去年10月ごろ、スーパーペーパーマリオをジャンクで550円で買いました。
我が地元のブコフはゲーム機をジャンクで売らなくなってしまいましたが、ソフトのジャンクはまだ健在で入手性も⚪︎なんですよ
それはともかくこいつはジャンクでしたが、動作OKでした。
本作の特徴
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ちょっと解説だけではよくわからないと思うので上記の紹介映像も併せてお読みくださると幸いです。
まず、このゲームの最大の特徴は、「次元ワザ」と言う横スクロールの2D空間を3D空間に切り替えられる機能が付いています。
これはマジで秀逸なアイデアだと思う。実際秀逸すぎてインディーゲームでこのシステムをリスペした物もあった程。
そして、他にも本作でマリオに付いてくる「アンナ」と言う「フェアリン」を使い、Wiiリモコンをモニター(テレビ)に向けてAボタンで見えない扉・リフトを出現させたり、敵などを分析したり出来る。コレのお陰でボスの攻略難易度なども大幅に下がったり、謎が解けたりとかなり便利なフェアリンである。
また、ストーリー面も今までのペパマリシリーズの中でも結構深いストーリーである。
詳細は後述の目次で。
本作の物語のプロローグ
まず、イントロでは「ふういんのヨゲン書」について解説が出る。
その予言書は、人が決して知ってはならない恐怖のヒミツが入っていた故手にとったものに幸せは訪れないと言われているものであった。
本作のメインストーリーは「黒のヨゲン書」の最後の持ち主についてのお話である。
ピーチ姫が目を覚ますと、本作のヴィラン「ノワール伯爵」と皆勤賞「クッパ」が居て、ピーチは訳もわからぬまま結婚を強要される。ピーチは必死に拒否するが、「ナスタシア」と言う伯爵の側近で秘書らしきものに洗脳される。
そして、無理やり「クッパに愛を捧ぐことを誓え」と言われ「チカイマス」と言わされてしまう。
そんな中クッパ軍団の群れにルイージが倒れ込んでいたが、目を覚まし無理やりな結婚式を止めようとする。だがしかしその際にコントンのラブパワーが詰まっているハートを踏んで吹き飛ばされてしまい、伯爵が黒のヨゲン書のページを進め世界を滅ぼす方向へと進んでいってしまう。
その後も色々と大惨事が起こり、マリオが倒れてしまっているのを「アンナ」が見つけて声をかける。最初はマリオも敵だと思い込むが、アンナの説得により共に世界の破滅を阻止すべく進んでいくのである。
このゲームの名+迷場面集
1つ目
未だかつてこんなシーンが全てのマリオシリーズにあったのか!?
これは3面ボスかつ「アンナ」を道中で拉致した「カメレゴン」と戦う前のシーン。それなのにピーチとカメレゴンがギャルゲ風の画面で会話をしてしまっている。
挙げ句の果てには・・・
もう仕方がねぇ奴だなこいつww
そもそもこんなことをしにカメレゴンの城に来たわけじゃないしチャチャっと道中で手に入った仲間フェアリンの「ボムドッかん」でコイツのPCを破壊してやりましたw
2つ目
ド〇クエかよww
コレはステージ7-2をめちゃくちゃ苦戦して脳みそ使うクイズをクリアした挙句に現れるボスです。「ヘルワンワン」はストーリー中で任意で入手できる仲間フェアリン「ぴッキョローン」で催眠状態にして「かみなりドッカン」を使えば瞬殺できたはずですw
※終盤故にネタバレ注意な項目※
自分の目で見たい人は目次を参照して「このゲームの長所」まで飛ばしてください。
3つ目
ステージ7にのみ付いてくる「ラブエル」と言う可愛くもおっかない性格の女の子が居る。
余談で失礼するが俺がスぺマリで一番推してるキャラもラブエルでアイコンも自作するほど。
3つ目のシーンは7-4で大ボス撃破後に、両親の「ジャーデス」と「グランデル」に自分自身が養子だったと教えられるシーン。正直辛めです。
↓本編↓
大ボスに言われた「パパとママの本当の子供ではない」という言葉について聞くラブエル。すると、その話は本当だったと言われショックを受ける。そりゃあそうなるよ。
同時にラブエル自身にピュアハートが宿ってる事も教えた瞬間、ラブエルからピュアハートに戻り始めるのがまず辛い
それなのに親子喧嘩が唐突に始まってしまうのが尚更辛すぎて泣きかけた
最後にピュアハートになる瞬間に遺言を放つ。このシーンは、もはややるせ無い気持ちになった
しかもこれが最後のピュアハートとかテーマが重すぎてもはや俺までイカれそうに…
※物語の核心。重大なネタバレ注意※
まだクリアしてない人は目次を参照して「このゲームの長所」まで飛ばしてください。
感動のラストシーン
もうね、ラストシーンは感動して鳥肌が立った。
アンナの正体は、ノワール伯爵が長い間探し続けてた「エマ」と言う人だったと判明。
ノワール伯爵の正体も「ルミエール」だと分かり、「コントンのラブパワー」と言う世界の破滅が起こる伏線を2人が「結婚」することによって見事に阻止して回収。
空に出来ていた世界の崩壊に陥る「次元の穴」が見事に消えて平和になったのはいいが、ハザマタウンに帰還後「エマ」こと「アンナ」が居なかった。それはルミエールも説明していたが、混沌のラブパワーを消すことによりそれに連なるものも消滅すると言うことだった。
しかし、残された伯爵の側近の「ナスタシア」はこう言った。
「いいえ… 生きています」
そして、今まで怖そうな感じだったナスタシアは話しているうちに号泣。
俺としたことが感動した。
でもそばにいる1面からしばらく中ボスで出てた「ドドンタス」と2面ボスだった「マネーラ」の励ましによってナスタシアは立ち直り、「誰もが同じように人を愛し、自由で争いのない世界」を作ることに決めた。
話が一件落着したところで、ハザマタウンでお祝いの料理を食べに行くところでゲームは終了。
そして、スタッフロール後のシーンは必見です。
こちらTHE ENDの画面。
画面の奥には、人になったルミエールとエマらしきシルエットが。
そのまましばらく放置すると、2人は寄り添い向こうへ遠ざかっていく。
それと共に流れる「おもいで」という名のBGMも大好きです。
以上で名(迷もある)場面集は以上です。最後に、このゲームの長所と短所を紹介します。
このゲームの長所
まず、先ほども言いましたが、Wiiリモコンの性能を活かしたアンナの分析機能や、2D→3D間の切り替えは改めて秀逸だと思いました。さすがはマリオ。
音楽面
全体的に独特な世界観にマッチした雰囲気の曲が多く、笑いあり涙ありのメリハリが良かったです。
各ステージにインテリジェントシステムズ社との合作も含め個性的なデザインのキャラがふんだんに盛り込まれていたり、アクションゲームとしては珍し目の謎解き要素など、その雰囲気の独特さもありストーリーを進める度にワクワクし、時には感動する展開もあり感極まりました。
変わったキャラがてんこ盛りw
マジで未だかつてなかったおふざけ表現など含め、全体的に雰囲気がマリオらしからぬ感じがして面白かったです。例えば「カメレゴン」というキャラが居るんですが、多分任天堂で彼以上のぶっ飛んだキャラはいないことでしょうw
このゲームの短所
一部ステージがめんどくさい
短所と言われたら、まずステージ7-3など一部ステージがめっちゃダルいです。
「スカイロード」で5種類の果実の内正解の果実をエリア中探し回って取り、ピーチ姫とジャンプ台の雲にそれぞれ与えなければいけないというのですが、一々ルートが長めで面倒でした。しかも落ちると登り直さなきゃいけないのは余計ダルさに拍車をかけられました。
「サンズ・リバーのソコ」のBGMがクソ怖い
あとすっかり言い忘れてましたが、まずアンダーランド(一回目)に行く際に必要な鍵がある「サンズ・リバーのソコ」と言う海エリアがマジで怖いです。
なぜかというと、BGMが歴代マリオの中でもトップクラスに怖いからです。
だが日本ではあまりこの怖さが知られてなくて驚き。海外では散々「scary(怖い)」とか言われてるのにw
オートセーブはない上、セーブポイントが限られてる。
ゲームオーバーになるとタイトルに戻されて最後にセーブしたところからやり直す羽目になるのは辛い。特に100部屋ダンジョンではどんなに頑張ってもゲームオーバーになったら一からやり直しで辛すぎる。時間を返せ〜!ってなりそうである。
ココら辺のシステム面はまだ流石に少しは工夫できたと思う。
あとがき
いかがだったでしょうか、スーパーペーパーマリオの解説は。
僕的にこのゲームは少々難はあるが、皆におすすめできると思う、リメイク希望もするほどの名作です!
リメイクが出てからでも、令和生まれのゲーマーにプレイさせたいと思う作品です。
最後に、こんな拙い文章でも読んでくれたなら幸いです!
次回の記事もお楽しみに!ではでは〜!